こんにちは。鍼灸 横濱IORIです。
鍼の認知度は数年前と違い現代社会において段々と需要が高まり、知り合いやお友達・ご家族の中に1人は鍼を受けたことがある方がいるのではないでしょうか。
『我が国における鍼灸の利用状況等に関する全国調査』によると鍼の1年間の受診率は6.5%だそうです。
最近は多くの芸能人・有名人がSNSなどに上げていることもあり、受けたことはないけど興味はある・機会があれば受けてみたいと思っている方は多いと思います。
では、なぜ興味がある、受けたいと思うのに受けたことがない人が多いのでしょうか。
それは、「鍼とは何かわからない」「怖い」という気持ちがどこかにあるからだと思います。
さらには「鍼はよくわからないけど効く」「効く原因はよくわかってない」と思っている方が多いと思います。
しかし、鍼が効く原因は解明されつつあり、また簡単な説明では難しいほどたくさんの鍼によっておこる作用が身体の中で行なわれているのです。
今回はその内の1つ、痛みを抑える作用の【ゲートコントロール】についてお話ししたいと思います。
・【ゲートコントロール】とは何か
頭をぶつけたり、お腹が痛い時に、無意識に頭やお腹、痛みを感じる部分を触ったりさすったりしていませんか?
そうするとなんとなく痛みが小さくなったり痛くなくなったりします。
痛みを感じる部位に触られる刺激を与えることで痛みを感じにくくさせる働きが体にはあります。これが【ゲートコントロール】です。
・【ゲートコントロール】の仕組み
まず、皮膚や筋肉には様々な感覚・刺激を受け取り、脳に伝える神経があります。
脳に感覚を伝える速さは神経によって違います。
神経の違いは何の感覚を脳に伝えるかによって違います。
1番早く脳に伝えることが出来る神経は、筋肉や腱の動き、どんな状態(体勢)にあるのかを感じる感覚です。
2番目に速いのが、触圧(触られる・押されるという感覚)を伝える神経です。
その次に速いのが、温度感覚や痛み感覚を伝える神経になります。
脳に伝える速度が速い神経が働くと、その他の感覚を伝える神経を抑える働きがあります。
つまり、痛み感覚を伝える神経よりも、触られる・押される神経の方が脳に伝える速度が速いので痛み感覚が抑えられ痛みを感じにくくなるという事です。
・【ゲートコントロール】を利用した鍼の効果
筋肉は使い過ぎたりすると疲労物質が溜まり循環が悪くなり、酸素・栄養不足になります。酸素・栄養不足が強くなると筋肉に痛みを感じるようになります。
痛みを感じると防衛反応が働き、筋肉は硬くなり、さらに循環が悪くなってきます。
痛みを感じている部分(筋肉)に鍼をいれると体に押す・触る刺激が加わります。
痛みの感覚よりも鍼の押される・触られる感覚の方が優先され、身体の痛みを感じにくくなります。
痛みを感じにくくなると防衛反応により硬くなっていた筋肉は緩みやすくなり循環が促されるようになります。
循環が良くなることで痛み物質や疲労物質も流れ、身体が楽になります。
鍼が効く仕組みについて少しでもお分かりいただけたでしょうか。
鍼への理解が深まり、鍼を受けてみるきっかけになれば幸いです。
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少しでもご来店されるお客様の不安を軽減するため、鍼灸 横濱IORIでは下記の対策を行っております 。
⦅衛生対策⦆
・出勤前後の検温の実施
・常時マスク・メガネ(ゴーグル)着用
・各ベッドにサーキュレーター設置による空気の循環
・受付窓を常時開放しての換気
・出勤時と外出から戻った際の手洗い、うがい、手指消毒の実施
・施術ベッドの使い捨てシーツの利用
・手洗い、手指消毒、使用器具タオル等のお客様毎の交換や消毒等
・お客様退店毎の手を触れる箇所の消毒等
・手袋着用による施術
また、お客様へもご協力をお願いしております。
⦅お客様へのお願い》
・風邪の症状や37.5度以上の発熱がある場合、無理せずキャンセルや予約の変更をご検討ください
・施術中も含めたマスク着用
・来店時の検温と手指消毒
・アフターティーサービス及びおしぼり提供の休止
⦅美顔鍼を受ける方へ》
マスクフィルターと固定用の医療用テープを用いて、口と鼻を覆いながら施術をさせていただきます。
※ご同意いただけない場合は、大変申し訳ございませんが施術をお受けいただけません。
⦅フェイシャルコースの一時休止》
お客様と施術者の顔が近づき感染リスクを上げてしまう恐れがある為、一時的にコース・オプションの休止をさせていただきます。
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鍼灸 横濱IORI
鍼灸師 ASANO
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