IORI BLOG

冷え対策

こんにちは、鍼灸 青葉台IORIです。

暑すぎる夏から気温の上下を繰り返す秋を経て、気が付けばもう年末。比較的温かい12月でしたが、来週からは気温がぐっと下がり冬本番となりそうです。

そんな中、最近は手足の冷えにお悩みのお客さまが増えてきました。毎年悩まされる「冷え性」、私たちも施術後に「温かくして過ごして下さい」と口をすっぱくして申し上げておりますが、具体的にどうすれば身体を温めることができるのか、ここで改めてまとめてみました。

〇寒いとなぜ手足が冷えるのか?

私たちの身体は、血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで、体温を一定に保つよう調節されています。その調節を行っているのが、自律神経の司令塔である脳の「視床下部」。寒さを感じると、その情報が視床下部の体温調節中枢に伝えられ、ここから体温を一定に保つよう指令が出されます。

血液には全身に熱を伝えて身体を温める役割がありますが、寒さを感じると、視床下部から指令を受けた自律神経(交感神経)の働きにより、皮膚血管が収縮して熱が体外に逃げるのを防ぐとともに、身体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとします。 そのため、手先や足先などの末端まで温かい血液が行き渡りにくくなり、温度が下がりやすくなって冷えを強く感じるようになるのです。

〇体温はどこで作られるのか?

そもそも身体の熱はどこで作られているのでしょうか?

私たちは、食事をとることで吸収された栄養素をエネルギーに変えて活動していますが(代謝といいますね)、その過程で熱が発生します。特に食後数時間は消化運動が高まり、代謝が促進されます。

また、一日の熱量の6~7割は筋肉の収縮により作られています。そのため、筋肉量と運動量が多いほど熱は多く作られます。この他、肝臓・心臓・脳などでも作られており、その熱は血液に乗って全身に運ばれていきます。

つまり、冷えの予防には、適切な食事と適度な運動、運搬ルートである血流の促進、調節機構である自律神経の安定が重要となります。そのためにはどうすればよいか、具体的な対策を見ていきましょう。

〇食事

寒い冬はお腹が空きやすく、ついつい甘いものに手が伸びますよね。これは、熱を生み出すためのエネルギーを身体が欲しているからです。ただし、薬膳的には、精製された白砂糖は身体を冷やすと言われています。甘いものの食べ過ぎには注意が必要です。

~身体を温めてくれる食べもの~

・牛肉、羊肉

・もち米、黒米(小麦は身体を冷やすと言われていますので食べ過ぎ注意!)

・根菜類(にんじん、大根、ごぼう、蓮根、さつまいも、じゃがいもなど)、ナッツ類

・辛いもの しょうが、にんにく、ねぎ、唐辛子、山椒、胡椒、シナモンなど

・黒いもの 黒豆、黒ごま、海藻類、黒糖など

・発酵食品 味噌汁、納豆、キムチなど

まずはエネルギー源となる食事をしっかりとることが大切です。特に、一日の中で最も体温の低い朝にしっかりと朝ご飯を食べて体温を上昇させましょう。

ただし!朝にコーヒーを召し上がる方は多いと思いますが、コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があり、排尿と同時に熱を体外へ出してしまうため、体温が下がってしまいます。 また、カフェインは交感神経が優位になるため、血流が悪くなり、冷えにつながると考えられていますので、冷えが気になる方はなるべく控えることをおすすめします。代わりにジンジャーティーやシナモンティー、黒豆茶やほうじ茶はいかがでしょうか?

〇運動

筋肉を動かすことで熱が産み出されます。逆に筋肉が少ないと冷えやすくなってしまいます。また、適度な運動をすることで血流が促進され、自律神経のバランスが整います。とはいえ寒い冬に外でウォーキングやランニングは億劫ですよね…。ここでは、家の中やオフィスでもできる簡単な運動をご紹介させて頂きます♪

・肩回し、スクワット

 大きな筋肉のある肩甲骨まわりや太ももを動かすことで効率よく手足まで温めることができます。 

・つま先立ちでかかとの上げ下げ、かかと立ちでつま先の上げ下げ

 長時間の座りっぱなしは下半身の血流を悪くし、足の冷えに繋がります。ふくらはぎの筋肉を鍛えてあげることは冷えだけでなくむくみ対策としても有効です。

・手足のグーパー

 手の指、脚の指をグーパー動かすことで、手先足先の血流改善を図りましょう。

〇リラックス

自律神経は、緊張状態で優位となる「交感神経」と、リラックス状態で優位になる「副交感神経」の2つがバランスを保って体の機能を調節しています。交感神経が働くと血管が収縮し血流は減少、副交感神経が優位になると血管が拡張し血流が増加します。ストレス過多の日々が続くと交感神経優位の状態が長くなり、体は緊張しっぱなし、末梢血管も収縮を続けて血流が悪くなり、手足の冷えを招きます。

リラックスのために一番簡単な方法は、深呼吸をすること。自律神経は自分の意志で動かすことができないものですが、呼吸法で自律神経をある程度コントロールできます。 まずはゆったりとしたリズムで深呼吸を繰り返し、慣れてきたら吸う息よりも吐く息を長くしていきましょう。最終的に、4カウントで吸い、8カウントで吐く、のリズムで行ってみてください。

なお、鍼灸は自律神経を整える効果がありますので、鍼灸治療を受けてみるのもおすすめです♪

〇温活

冷え対策としてたくさんお話をしてきましたが、結局一番大切なのは身体を温めること、冷やさないことです。

・カイロを貼る

貼る場所は肩甲骨の間、腰、お腹など。最近お腹が緩いなという方は、胃腸が冷えている可能性があるので、その場合はおへその下、丹田を温めてあげましょう。

・ゆたんぽ、ひざかけを使う

デスクワークの方は特に下半身が冷えやすくなります。太ももの上にゆたんぽを載せて、さらにひざ掛けもかけて、温め続けるようにしましょう。

・マフラー、手袋、レッグウォーマーをつける

首、手首、足首を冷やさないことがとても大切です。ほかにも、タートルネックのセーターを着たり、腹巻をつけたり…。足裏からも冷えるので、温かい靴下やスリッパを履きましょう。

・お風呂に入る

38~40度のお湯にゆったりと30分ほど浸かりましょう。毎日は難しいという方も、週1,2度はお風呂の時間を設けてみて下さい。

〇当サロンのおすすめメニュー

青葉台IORIでは、「よもぎ蒸し」のメニューをご用意しています。受けてくださった方全員が満足してお帰りになる、大人気の温活メニューです。サウナとはまた違った、身体の中から温まってリラックスできる温活体験、冷えにお悩みの方はぜひお試しください♪皆さまのご来店をお待ちしております。

鍼灸 青葉台IORI

鍼灸師 YAMAJI

《お客様へのお願い》
・風邪の症状や37.5度以上の発熱がある場合、キャンセルや予約の変更をご検討ください
・マスクの着用はお客様のご判断にお任せいたします
・待合室・トイレに手指消毒液を設置しておりますのでご自由にお使いください

みなさまに安心してご利用いただけますよう努めております。
何卒ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
※ご不明点・ご相談はお気軽にお電話ください。

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